New CD Releases Roland Kuit in Japan
Posted: 22 Nov 2015, 12:12
I have two new CD releases in Japan.
The 2CD Bi - sonic - Roland Emile Kuit

Biとは自転車のBicycleの意味であり、実際に自転車の車輪をいじったりした音素材を使った作品が3曲収録されている。それらはこの作家の趣向から必ずしも車輪の回転とかスポークをつまびくとかいう即物的な音にはならず、電子的なレベルで解体された音粒子の連続として提示される。1枚目tr.1はなかなかノイジー。2枚目は58分1トラックという大作だが、30秒から1分程度の短いテイクが99連なる偏執狂的な内容。トラックごとに速度感が異なる微粒子的な音。スポークに発振器をつけて回転させる小杉武久の"Catch Wave 2002"やRichard Lerman "Travelon Gamelon"とも違うアプローチといえる。
<試聴> disc1-tr.1 / disc1-tr.2 / disc2
http://omega-point.shop-pro.jp/?pid=95816679
The CD Meditations for Flute - Roland Emile Kuit

マイナーながらOMEGA POINT的には一目おいているオランダの電子音楽作家の新作がまたも到着!すべてライブエレクトロニクスで変調されたフルートによる3つの連作。Meditationなので激しい跳躍はなく、"1"では前半で時折タンギングを伴った速いパッセージがあるものの、後半は茫洋とした風景が広がる。"2"では多少実験音響的なガサガサした変調、"3"では特に前半で、糸を引きトグロを巻くような変調フルートが、能のような間とともにおごそかな雰囲気をかもしだす。
<試聴> tr.1 / tr.3
http://omega-point.shop-pro.jp/?pid=95816687
The 2CD Bi - sonic - Roland Emile Kuit

Biとは自転車のBicycleの意味であり、実際に自転車の車輪をいじったりした音素材を使った作品が3曲収録されている。それらはこの作家の趣向から必ずしも車輪の回転とかスポークをつまびくとかいう即物的な音にはならず、電子的なレベルで解体された音粒子の連続として提示される。1枚目tr.1はなかなかノイジー。2枚目は58分1トラックという大作だが、30秒から1分程度の短いテイクが99連なる偏執狂的な内容。トラックごとに速度感が異なる微粒子的な音。スポークに発振器をつけて回転させる小杉武久の"Catch Wave 2002"やRichard Lerman "Travelon Gamelon"とも違うアプローチといえる。
<試聴> disc1-tr.1 / disc1-tr.2 / disc2
http://omega-point.shop-pro.jp/?pid=95816679
The CD Meditations for Flute - Roland Emile Kuit

マイナーながらOMEGA POINT的には一目おいているオランダの電子音楽作家の新作がまたも到着!すべてライブエレクトロニクスで変調されたフルートによる3つの連作。Meditationなので激しい跳躍はなく、"1"では前半で時折タンギングを伴った速いパッセージがあるものの、後半は茫洋とした風景が広がる。"2"では多少実験音響的なガサガサした変調、"3"では特に前半で、糸を引きトグロを巻くような変調フルートが、能のような間とともにおごそかな雰囲気をかもしだす。
<試聴> tr.1 / tr.3
http://omega-point.shop-pro.jp/?pid=95816687